陣内病院ブログ

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熊本の水のおはなし

2016.05.05

震災後から断水が続いていた水道に、
弱圧ながら試験通水が始まった4月23日(土)のこと。

ガレージ診療が始まって
毎日12時に召集して情報共有している部門ミーティングにて
検査機器の動作チェックが完了したとの報告を受けて、
こんなやりとりがありました。

「水道水が濁ってるけど、検査機器は大丈夫?」
「不純物は多くなってるけど、どうしようもない。
 検査機器側のフィルターをこまめに交換するしかないと思う。」

 

熊本は、ほとんどの自治体の水道が地下水源で賄われております。

さらには、使われる地下水源のほとんどが
そのままの状態で飲料基準をクリアしているため、
ろ過する必要がなく、
滅菌と塩素処理だけで水道供給を行っているところが多いのです。

要するに水道供給施設に「ろ過の設備がない」。

これが、今回の地震で地下水が濁ってしまった結果、
「水道水が濁る」という問題をもたらしていました。

 

熊本の地層は
過去4回大噴火を起こした阿蘇山の火砕流の層でできあがっています。
地下水都市・熊本の地質図
出典:澄清の地下水都市・熊本

噴火の際、大地のすべてを焼き尽くし、埋め尽くした恐ろしい火砕流は、
何万年を経た現在、その火砕流の構成成分である軽石や火山灰が、
雨や水田用水、生活排水などのあらゆる雑水を大量に吸い込み ‘ろ過’ する
天然の巨大な『ミネラル浄水フィルター』となっているわけで。

熊本市内に多くの湧水を産み出している火砕流の層が「ASO-4」。
その深さはおよそ40m。
今回の熊本地震の震源が地下10km。
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地表でさえこんなにクラック入っているんですから、
ASO-4だってクラック入ってるよな〜、というのは
想像に難くないですよね。

前震、本震と、昨日で1,200回を超えた余震が続く中で、
 「近くの湧水が止まったり、
  いつもはそんなに出てない湧水の水量が増えたりしてるんだよ。
  ASO-4が割れて水脈が変わってるんだと思う。」
とは熊本でも有数の湧水地、江津にお住まいの稗島Dr。

こちらは4月2日に、NHKのブラタモリ
「住宅街で見つけた“美しすぎる”川」として紹介された
藻器堀川の水前寺公園近くの水神様がある湧水スポット。
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確かにここも、湧水の数、本日、激減しておりました(涙)

水前寺公園の湧水池の水が枯れてしまった!というニュースに
思わず、見に行ってしまったのですが、
5月5日現在、こんな感じ。
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おみやげ屋さんの話では、
これでもだいぶ水が戻ってきてるのだそう。

「大丈夫です!きっと元に戻りますから。
 それより、私たち、
 これがYahooニュースのトップになったことの方で
 みんなで興奮しちゃってて!!!
 うち(水前寺公園)が全国区のニュースになることなんてないから(笑)」

・・・うう〜ん。自虐的なのか前向きなのか。
ま、なんせ明るいのはいいことですね(笑)。

いろいろ打ちのめされる現実ばかりですが、
それを笑い飛ばせるパワーに触れると、
なんだか元気になれます。

 

そしてさらに稗島Dr談。
「ブラタモリのおかげで、今年のGWは、
 熊本の新たな一面を見に来てくれる人が増えるな〜と思ってたのに。
 熊本、やばいよね。
 でもASO-4がダメでも我々にはASO-3,2,1があるっっ!!!」
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予震の後、一旦お片づけしたデスクが、
翌日の本震で再びこの惨状となり、トホホ顏の稗島Dr。

そのポジティブさで、デスクのお片づけも頑張りましょうっ!(笑)

 

水道水はその後、4月31日より通常水圧での供給が始まり完全復旧。
水は透明さを取り戻しつつあります。
熊本県内、あちこちで止まってしまったと噂に聞く湧水の数々も
復活することを祈るばかり。

なんとか調整、頑張ってくれ、ASO-1,2,3,4!!!
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自然は大いなる厄災をもたらすが、大いなる恵みももたらす。

熊本地震を体験して、
そんな日本人古来の宗教観を肌で感じることが多くなっています。

 

余談ですが、最近、ブラタモリの熊本編の録画をリピート再生しまくっています。

あのタイミングで美しい熊本の姿を撮影してくださったこと、
NHKの企画スタッフの皆様に本当に感謝しています。

なんとかあそこまで戻したい、ですね。
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壁面補修、進行中!

2016.05.01

5月に入りまして、1日は日曜日。

館内補修作業で発生する粉塵対策のために
精密機器をまとめて保全した部屋を
当面のサーバ室として機能させるために休日出勤したところ、
昨日、全館チェックが終わり、
現時点での安全宣言があったとの朗報がありました。

よかった!!!

心配していた看板も大丈夫!との由。
新館の赤レンガ調のタイルが崩落した部分の補修も完了です。

ただ、この剥がれたタイルは、
里美理事チョイスの有田焼の特注品であり、
同じものの入手は不可能との由。

となると、このコンクリ補修のまま、ということになりそうです。
なかなかせつないですが、仕様がないですね。
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窓の告知もリニューアル完了です。
やっぱ、左読みだと一目でわかりますね。
左読みの威力、改めて確認(笑)

この土日で外壁同様、内壁の補修も急ピッチで進んでいました。

一番、崩落が激しかった3F病棟の内壁が
現段階でこんな感じ。
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陣内病院は、ホームページの沿革にてご紹介しております通り、
昭和54年に旧館(外壁が白い壁)が完成、
その後、昭和58年に新館(外壁がレンガ調のタイル)が増築されております。

こちらは3F。左が新館、右が旧館のつなぎ目の部分。
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現在、つなぎ目のカバーが取れてしまっており、
旧館と新館の隙間が見えてしまっております。

この隙間は、2つの異なる建物が地震にあった際、
それぞれの建物が固有振動で別々に揺れても干渉しないための
耐震対策として開けてある隙間であり、
地震の際には、そのカバーが取れるように施工されています。

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要するに、これ、隙間が空いていて正解!
カバーが外れて正解!なのですが、
被災直後は、それを知るスタッフが少なく、
「地震で建物に隙間ができた!」と思い
恐怖のどん底に落とされたスタッフ多数。

「知らないこと」が無用の不安を産みました。

今の建築だと増築の際は、
壁と壁の間を10cm位あけるんだそうですが、
うちの場合は5cmで施工されておりますので、
隙間に落ちる心配はありませんが、
カバー補修が終わるまでは、
つまずかないよう足元の注意が必要ですね。
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この旧館も新館も、理事長曰く
「(支柱は)岩盤に当たってからも、よけいに打ち込んである」
〜ということで、
その時々の耐震基準を完全にクリアする設計施工で出来上がっております。

このため、旧館は
旧耐震基準の「震度5程度の地震に耐える」の条件と
昭和46年に強化された「鉄筋コンクリート構造建物の柱帯筋の基準」を
クリアしておりますし、
新館は、
昭和56年に出された新耐震基準「震度6強以上の地震で倒れない」の条件を
クリアしております。

また、病院立地の地盤もギリギリで「砂礫質台地」に位置しておりまして、
比較的揺れにくい地盤にあります。
(もう少し立地が南であれば、谷底低地で揺れやすい処になります)
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朝日デジタル揺れやすい地盤より

これにて、今回、予震と本震、その直後の余震にて、
合わせて4度の震度6をくらい、
観測史上初の1,000回を超える余震にも耐え、
壁材崩落はあるものの、倒壊を免れることができています。

この現実を経験すると、
これまでいくつか報道であかるみになった耐震強度偽装事件、
改めて言語道断な事件だと実感しますネ。

リスクが把握できてないと、
いざという時の対処がどうしたって甘くなります。
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こちらは2F患者食堂へ向かう内壁。

現時点で、支柱・鉄筋は大丈夫、ということなのですが、
壁材は、何トンという巨大な力の余震と本震で
コンクリートが一気に圧縮されていますので、
今後の余震によっては、再びの崩落のリスクはあります。

また、考えたくはありませんが、
活動する断層が複数に拡大してきている以上、
今後、震度6を超える本震が来る、という最悪のシナリオも、
絶対にない、とは、もはや誰にも言えない状況です。

やはり備えておかねばなりません。

過日の全体会議でも、
外来診療再開後、再び震度6を超える地震が発生した場合の、
避難経路・避難誘導についての検討も行っております。
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昼の部門ミーティングでちらっとその話を出したら、
夕方の全体会議では出来上がっていた
外来主任、藤野Nrs作の避難経路図(案)がこちら。
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いつもながら、仕事はやっっ!!!

これに基づき、いざというときに、
患者さんの安全を守るための最善の措置、
来週、検討を詰めてまいります。

5月9日(月)に館内での通常診療を再開する予定ですが、
今後、余震が続く間は、
いつでも避難できる状態を確保する措置をとりますので、
ご来院される患者さんにも、
いくつかご協力とご理解をお願いすることが出てきます。

この辺は、ご来院の際に、待合室にてご案内さしあげますので、
余震が続く間は、どうか事情をご理解いただきまして、
ご協力いただきますようお願いいたします。

上にupしました壁面のヒビや崩落部分の補修ですが、
おそらく、今後、資材が確保できしだい、塗装が施されます。

補修跡が痛々しい、恐ろしい、と言われれば、その通りなんですが、
じっと見ていると、不謹慎な言い方かもしれませんが、
モダンアートとしてはかなりイイ線いってるような気が・・・(笑)。

やっぱ、職人技って、すごいっっ!!!


GW突入です。

2016.04.29

GW初日です。

もろもろ問題は山積みですが、
とりあえず、昨夜は比較的余震も少なく、久しぶりにゆっくり眠れたので、
ちょっとだけ今日は現実逃避したい!、という思いで
天草方面にドライブしてみました。

この晴天なら、キラキラ光る紺碧の海がみれるぞ〜
と思って出た海岸線がこれ。
DSCF1937
どんより泥色の海。
そういえば、昨日、有明海震源の余震があったのでした。

宇土の網田あたりの海岸線ですが、
この辺も被災家屋が点々とあり、
道路脇の堤防も所々くずれています。

そもそも、GW初日に熊本屈指の観光スポットである天草方面に向かう道に
車の渋滞が全くない、というのが既に異常事態です。
DSCF1939
どんよりした海をみながら、どんよりした気持ちで、
御輿来海岸でコンビニ食のブランチをとり、
時間があるから、もう少し足をのばそうか、と
三角西港に行ってみたところ・・・

・・・ありました!紺碧の海!!!
DSCF1917
奥にみえるのが天草五橋の1号橋「天門橋」と
建設中の「新天門橋」。

普段の休日であれば、
観光客と釣り人で激混みのスポットです。

明治政府の殖産興業政策で
海外貿易も視野に築港された港ですので、
明治大正の ‘ハイカラ’ な洋館建ての建造物が残っています。
DSCF1902
その中の1つ「旧三角西裁判所」は
映画「るろうに剣心」のロケ地として使われたということで、
こちらを訪れる若いカポーが増えていたのですが・・・。

GW初日にもかかわらず、
平日かな?と思うくらいガラガラです。

「今日、ここに来てる人って、県外の方じゃなく、
 連日の復旧作業の疲れを癒したい、って近場にドライブに来た
 地元の方ばっかりですよね。

 見ていただいてわかるとおもいますけど、
 この辺は、ほとんど地震の被害がないんですよ。

 テレビは益城や南阿蘇の悲惨な現場しか報道しないから、
 今日、ここに来るはずだった観光バスも何十台ってキャンセルされていて。

 僕としては、天草は大丈夫だから、ぜひ来てください!って伝えたいんですよ。」

とは、そこに撮影にきていたNHKのクルーの弁。

かっちょいい〜〜〜っっ!!!

熊本愛あふれる報道魂に感激したので、
病院には全く関係ないのですが、書いちゃいました。

GWは始まったばかり。
本日、九州自動車道も全線通行可能になりました。
まだGWのお出かけ先が決まってない方、
ぜひ、三角〜天草にお越しくださいね!!!

天草の海、美しいですよ!

DSCF1912
ほんとは、このNHKのクルーの方の写真をupしたかったのですが、
その前に、三角港で水の補給を行い、三角西港経由で熊本港に給水支援に向かう
国土交通省の海洋整備船「海輝」(上の写真中央)に偶然遭遇し、
再びテンションあがって写メ撮りまくり
スマフォが電源落ちしてしまっており(涙)。

NHKのクルーの方、頑張って下さい!
その魂の言葉が、たくさんの方に伝わりますように!


ガレージ診療10日目

2016.04.28

本日は、病院外壁のチェックが入りました。

我々が最悪の崩落事故想定として一番恐れていた
病院看板のチェックです。
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看板に一番近い窓が、
医局の稗島Drの執務デスクで、
そこから目視した限りでは
いつもと変わりはなかったのですが・・・

大きな余震がこないうちに、
プロの目のチェックと必要な措置が完了してほしいところ。

どうかよろしく頼みます、職人さんっっ!!!

で、こちらは、白山通りに面した病院2Fのガラスに貼らせた
現在の病院診療のご案内。
NCM_0435
・・・なぜに右読みなんだ、広報班の医局事務スタッフよ(笑)

聞けば、貼付終盤になって ‘右読みに貼っている’ 
ということに気づいたらしいのですが、
他にやることが山積みの時期だったため、
「わかればいいだろ」で、そのまま強行で貼ったらしく(汗)。

他のスタッフからも
「あれ、何で右読みなんすか?明治時代じゃないんだから。
 そうとうじっくり読まないと一見して意味わかんないですよ。」
とツっこまれて、現場に確認に行ったらば、
陣内病院前の白山通りを信号待ちで止まっている車が
この張り紙をみて、一様になんだかニヤニヤしているのを目撃。

思えば、ツっこみ入れてきたスタッフも同じ顔でした。

この白山通り、いつもの通勤ラッシュに加えて、
昨今、夕方の銭湯渋滞が激しいのですが、
イライラしてるドライバーが、病院横に差し掛かって、
暇にあかせて、この張り紙をじっくり解読したあげく、
「なんで右読みなんだよっ!明治時代じゃね〜んだからっっ!」
と突っ込んで、一時でも笑ってくれるならば、
ま、それはそれで広告戦略としては「あり」かな?と(笑)。

ただ、本日の全体会議で、
病院館内での通常外来再開がGWあけの5月9日(月)から、
ということが決定いたしましたので、
今度は、きちんと一発で伝わる情報伝達を行うべく、
土曜日には告知更新、ということで貼り直ししたいと思っております。
NCM_0451

さて、本日も、来院された患者さんの目に触れない
ガレージ診療を支えるバックヤードの一場面をご紹介。

野外で診療するスタッフはもちろん大変なのですが、
壁材崩落のリスクや漏水のリスクと戦いつつ
館内作業に従事するスタッフも大変です。

こちらは、受付の様子。
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4回線の電話応対部隊と、
来院予定者のカルテを棚からピックアップしてガレージまで届け、
診療・処方後のカルテを持ち帰る、という伝令部隊になっています。

月末の保険請求時期となっておりますし、
本震で医事会計システムの障害が発生して回復するまで
数日入力作業ができなかった分をキャッチアップすべく
今週より、受付事務がPC入力に専念しておりますので、
こちらの部隊、
病棟・外来・検査室の即席混合チームで編成されております。

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今週より館内補修工事が始まっているため、
粉塵対策と感染症対策でマスク着用しておりますが、
活きのイイ笑顔、わかるでしょ!

受付からガレージに行く途中にあるこのデスクは、
先週まではなかったんですが、
電話対応やガレージではできない細かいチェックを担当するために
新たにできた「関所」の模様。

on the jobで出来上がっているとは思えぬ効率的なシステムに驚愕!

院長が朝礼でいつも言われる
「迅速・適切・的確に対処」の訓示の賜物デスネ(笑)

受付事務スタッフによる医事システム入力班もフル稼働中。
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普段この業務を行っている事務室が
本震後の雨の日に、天井の換気口から
排水管の水が滝のように流れてくるトラブルが発生。

そこで初めて天井上の排水管が破損していることが発覚し、
現在、排水管を途中で塞ぐ、という応急処置だけで修繕待ち、の状態のため、
念のため、医事システムの端末PCを待合室に移動して入力対応しています。

ただ、作業上、いくつかのPCは、
専用回線の都合で事務室から動かすことができず、
もしも、に備えて、
防水シートをかけまくった状態での入力を余儀なくされており。
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デスク脇のリポDが泣けるねぇ(笑)

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愛知にいる妹さん。
お姉ちゃん、頑張ってるよ!
愛知からパワーを送ってくださいねっっ!!!

 

 


復旧作業進行中!

2016.04.27

本日は朝から雨。
今週は明日まで雨模様の予報。

テント内での待ち時間は辛いはず。
本当に申し訳ありません。
NCM_0351
また、今週に入って、お電話での問い合わせが増えてきております。

4回線で間に合わなくなり、
一部、自動応答メッセージにて
時間をずらして再度お電話いただくよう
お願いしなければならなくなりました。

本日、お電話がつながりにくかった患者さんには、
本当に申し訳ありませんでした。


避難訓練想定外、未体験ゾーンであったガレージ診療も
スタッフ全員の献身的な連携プレーで維持できておりますが、
Dr方としては、専門医でありながら、
限られた対応しかできないこの状況に、

「患者さんとお話するのも大事なんだけど、
 やっぱりもどかしいね〜。
 本当は被災直後の今こそ、
 ちゃんと検査して診てあげなきゃいけないのに!」

としびれを切らしておられます。
NCM_0326
しかしながら、もうしばらくこの状態でやらざるを得ない状況です。
何卒、何卒、お許しください。

 

さて、1~2Fの補修工事が最優先で進む中、
ほぼ本震直後の惨状のままで放置されていたのが、3F以上のフロア。

今日は、その3F以上のフロアの補修工事の準備が始まりました。

こちらは4Fの透析室。
NCM_0409
施工業者さん達が、
何やら指し棒のようなもので、壁面をなぞりながら、
「ここはコンクリ、ここが支柱、ここは石膏ボードだから・・・」
などの会話が飛び交います。

これ、「打診棒」というのだそうで。
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先端の丸い金属を、壁面に滑らしたり、
軽く叩いたりすることで出る「音」の細かな違いで
壁材の種類や、外からは見えない内部の浮きや剥離がわかるのだそう。

写真撮影している間、ずっと一緒に音を聞いていましたが、
私に聞き分けられるのは、
壁の上を金属の玉が「擦って」いるのか、
「叩かれて」いるのかの違いのみ(涙)

熟練の職人さんって、すごいっっ!!!

市内全域で補修工事が始まっており、
職人さんにおかれましては、
激務も甚だしい状況、と拝察いたしますが、
患者さんが安心して診療を受けていただけるよう、
ぜひぜひ、よろしくお願いいたします!


そんな中、
補修工事とお片づけの優先順位のヒエラルキーの最下層になっているのが、
Dr各自の執務デスクがある4F医局。

最初の地震の後、みんなで倒れかかった什器をとりあえず床に安置し、
ざっくりとお片づけをすませて帰ったその夜に本震をくらって、
再びこの惨状。
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どこから手をつけたらいいのやら。
片付いたとして、次の余震がきたら、またこうなるわけで。

入り口でこの光景をみただけで心が折れてしまって、

「・・・1階と2階を先にしよう。」

と固く思い定めて本日まで完全放置してまいりましたが、
こちらも、外来環境がおおよそ回復した今日から
ようやく手を入れ始めまして、
明日には、各自のデスクまで障害物競争することなく
たどりつける状態にはなるはずです。

こちらは院長室。
DSC01212
・・・ま、院長先生に関しましては、
「あんまりいつもと変わらないんじゃ?」という噂もあり(笑)。

さて、ここで再び業務連絡です。

院長先生、
ここから「いるもの」と「いらないもの」を
ダンボールに仕分けをしていただけると、お片づけのお手伝いができます。
なるべく早めに、ご対応いただきますようお願いいたします(笑)。