神経を診る(神経内科)

神経を診る(神経内科)

糖尿病と神経

糖尿病の合併症で、最も早期から進行するものが自律神経障害です。
高血糖が長く続くことで、神経に酸素や栄養を運んでいる毛細血管に障害が起こって血流が低下すると、しびれや痛みを感じるようになります。
さらに高血糖が続くと、神経そのものが糖と結びついて変性することで、神経の機能が失われ、痛みを感じなくなっていきます。
神経障害は、長い神経から発生しやすいため、末梢(足の先や手の先)から左右対称に現れるのが特徴です。
また、自律神経は生命に必要なあらゆる営みを機能させていますので、これが障害されると右図のような様々な症状が現れます。

神経障害の症状

末梢神経の検査

当院の神経内科では、主治医の判断により、神経障害を検出する検査を行い、糖尿病神経障害に特化した診療を行っています

神経伝導測定の様子
神経伝導測定

足や手の末梢神経に弱い電気を当てて、電気の伝わり方をみることで末梢神経の機能を調べます。
[日本光電 筋電図・誘発電位検査装置]