小児1型糖尿病を診る(1型外来)

小児1型糖尿病を診る(1型外来)

1型糖尿病とは

糖尿病には、インスリン抵抗性から始まり、徐々にインスリン分泌能が低下していくタイプの「2型糖尿病」と、なんらかの原因で膵臓のβ細胞が破壊されてしまい、体内でインスリンの産生・分泌ができなくなる「1型糖尿病」があります。
生活習慣に起因する2型糖尿病と違って、1型糖尿病は、本来、自分の身体を守るための免疫機能が膵島細胞を攻撃してしまう自己免疫疾患と考えられています。その詳細な機序は現時点ではまだ明らかになっていませんが、先天性や遺伝性のものではありませんし、感染することもありません。
1型糖尿病の場合、体内でインスリンを作ることができませんので、自己注射によって補わなければ生命を保つことができません。生涯にわたって、自分の体に必要なインスリンを自己注射し、血糖自己測定を手掛かりに、日々の食事や活動量とインスリンの量のバランスをとる血糖コントロールを行っていただきます。

お子様のイメージ写真

10万人に1〜2名の発症率がもたらす悩み

1型糖尿病は、その多くが小児期に発症するため、小児糖尿病とも呼ばれます。小児期の治療においては、インスリンの自己注射や血糖自己測定、インスリン量の調整などの血糖コントロールを親御さんが行い、成長にしたがってお子さん自身が自分でできるようその役割を引き渡していくことになります。
お子さんが成長する過程では、予測がつきにくい乳幼児期の食事量や運動量にあわせたインスリン注射の方法、幼稚園生活、学校生活、部活動での競技スポーツ、塾や受験勉強、修学旅行、思春期の問題など、様々なイベントの折々で「こんな時、どうしたら?」という細かい疑問や不安が当然出てきます。10万人に1〜2名の発症率と言われる小児糖尿病については、周りにその治療の詳細を理解する人が少ないことが、こうした子育てに関わる問題の解決の場を少なくしています。

インスリン注射

小児1型糖尿病専門外来

陣内病院では、こうした小児糖尿病を持つお子さんの良好な治療管理と子育て支援を目的に、月に1回第2土曜日の14:00〜16:00に小児1型糖尿病の専門外来を設け、その時間帯の待合室を、小児1型糖尿病を持つお子さん同士の仲間作りと、親御さん同士で情報交換をしていただくピアカウンセリングの場として開放しています。
また、当日は、小児1型糖尿病の治療に通じたスタッフが療養相談をお受けし、小児糖尿病教室を担当しますので、気軽にお声かけください。

2017年の1型外来のご案内(PDFダウンロード)

ピアカウンセリング